produce48とアイドル

アイドル戦国時代とか言われるようになってアイドルがばんばん生まれていき、それから何年かたった今、様々なアイドルが解散していきました。
歌やダンスという実力がなくても、所謂人格、キャラ、コミュニケーション能力や愛嬌など歌やダンス以外の分野で上に上がっていくアイドルが増えてアイドルの定義の幅が広くなっていった一方、歌やダンスが軽視されていくようになっていったなぁと思います。

produce48とは、韓国のオーディション番組であるproduce101と48グループのコラボオーディション番組です。
パフォーマンス重視の韓国のアイドルと、日本のアイドルの中でもキャラクター重視の48グループのコラボは不安もありましたが、結果的に成功なのかなと思います。
語ると大変長くなってしまうので、個人的に気になったメンバーを記していこうと思います。

・キム・ナヨン
再評価で奈子ちゃんや仁美ちゃんが見つかった回で、個人的におっ!と感じた子でした。
声が美しく、韓国の練習生が苦戦していたネッコヤの日本語バージョンも綺麗に歌いこなしていたのが印象的。
その後もLove Whisper、メリクリ、ロリロリとどこでも埋もれない透明感、歌声、良い子そうな笑顔が素敵でした。脱落したのが惜しい。

・ソン・ウンチェ
Love Whisperでは奈子ナヨンチームの相手グループのリーダーでしたが、パート決めなどでチームワークが乱れ苦戦していました。
でも、その後のinstructionでのダンスがかっこよかった!良い空気感は智代梨ちゃんが作ったようですが、技術的にはウンチェが引っ張っていったのではないでしょうか。
小柄、丸顔で日焼けした肌と健康的で可愛らしいイメージで個人的に韓国のアイドルとしては珍しいなぁと思いましたが、そこが誰とも被らない魅力だなと思います。かっこいいダンスとのギャップもあり。

本田仁美
こんなに可愛くて、パフォーマンスも綺麗な子がいたとは!正直不覚でした。
チーム8は、ダンスは横山結衣、ボーカルは小田えりな、アイドル性は小栗有以のイメージだったのですが、ほぼこの子がもっていきそうな勢い。
でも、もともと仁美ちゃんはダンスメンバーとして横山中野とダンスロワイヤルに出てたんですよね。横山結衣ちゃんばかり見てた…。
どんな時でも笑顔でいる48グループらしさと安定感のあるパフォーマンスの韓国らしさをバランスよく持っていると思います。デビューおめでとう!

・ハン・チョウォン
強めの子を推したことがないのですが、この子は推さずにはいられなかった。
ブンバヤ2班からはじまり、ボーカル&ラップ部門の一位、RUMORのラップとたくさんの顔が見られて楽しかったです。
しっかりもので苦労人だなぁと思っていましたが、RUMORのパート決めのときにウンビに生意気なことを言っていてw(日本語訳だからそんな意図はないかもだけど)もしかしたらもっと面白い子だったんじゃないかなと思います。早くデビューしてくれー。

山田野絵
とにかく愛嬌!韓国でも物怖じしない明るい笑顔がとにかく印象的でした。
創作ラップにも挑戦したり、とにかく意欲のある姿勢が良かったです。その創作ラップも色々検索したらちゃんと考えて作り込まれていて、愛嬌だけじゃないなぁと再認識。またラップをやってほしい。

中西智代梨
持ち前のコミュニケーション能力と愛嬌で、どん底のinstructionチームの完成度を上げたメンバー。パフォーマンスも韓国勢にひけをとらないのも新たな発見でした。
きちんと実力も見せつけつつ智代梨ちゃんらしさもあって、見ていて楽しかったです。
instructionチームでデビューしてほしい。切実。


他にも良いメンバーはいるのですが長くなってきたのでここで。また思い出した頃に残したいなぁ。
こうやってみると、日本のアイドルはキャラクターや接触が重視される傾向があるように見えますが、意外と土台にパフォーマンス力があったり、アイドル自身にパフォーマンス力を磨く意思があったりと、まだまだ日本のアイドルもパフォーマンスで勝負する文化ができると感じさせました。
アイドルには無限の可能性があると、produce48を見て改めて思います。