IZ*ONEに人生を薔薇色にさせられた話

produce48が終わってから、もう2ヶ月を過ぎようとしている。早い、早すぎる。
10月29日、IZ*ONEがついにデビューとなりました。わーおめでとうー!

produce48を通じてそれなりにK-POPに触れる機会ができて、私のiPodには韓国のアイドルが少しずつ入るようになった。
もちろんIZ*ONEも応援はするけど、ま、情報だけ追えれば…と思っていた。
デビューは嬉しかったけど、個人的に懸念はあった。主にふたつ。

ひとつめは、日本人メンバーが干されるのではないか、ということ。韓国ってどうしても歴史や政治関連で日本と揉めるし、パフォーマンスを指示するのに言語の差もある。そのため、日本人メンバーに重要なところを任せられるのは難しいのではないか。
ふたつめは、メンバーの特色がまとまっていないこと。produce48本編ではコンセプト評価などでキュート、清純、クール、セクシー、ガールクラッシュ、ボーカル重視、ダンス重視と、コンセプトにあったチームを組んでパフォーマンスを行っていたので、色々とあったけどどこのチームもコンセプトがしっかりとしてまとまりがあったように感じた。
でも今回のIZ*ONEのメンバーをひとつのチームにすると、まぁ、キュート、と言われればそれだけではないし、ボーカルに特別特化した集まりでもないし、ダンスはチェヨンが飛び抜けているけどそのレベルに全員がなれるわけでもない。
チームのこれといった特色がなくて、まぁ可愛い系の無難な埋もれるアイドルグループになってしまう気がした。

でもその心配は杞憂だったな、と思わせたのが、IZ*ONEのLa vie en RoseのMV。
https://youtu.be/WZwr2a_lFWY

これ、本当に、良い。
可愛いだけでもなく、かっこよさにふりきれているわけでもなく、甘すぎず、辛すぎず、どこかアンニュイな雰囲気。
なんともひとことで形容しがたい、不思議な雰囲気。
個人的に一番怖かった、ただ可愛らしい無難で埋もれるグループになってしまうのではないか、という懸念がここで解消された。
様々な特色のメンバーがいるからこそこの曲ができて、このなんともいえない不思議さが生まれたのかもしれない。

そしてこのMVの素晴らしいところは、各メンバーの美しさを、produce48本編での最終順位に関係なく平等にかつ最大限に引き出しているところだと思う。
センターのチャン・ウォニョンがかなり目立ちすぎることもなく、でもセンターとしての格を感じさせる演出があったり。チェヨンはダンスがしなやかで目立つセンターパートがあったり。仁美や奈子は特徴的な声が目立つパートを振り分けてあったり、咲良も重要な歌詞のパートを任せられていたり。
メンバーごとに言いたいことはたくさんある。全部書いていたら2年半が過ぎてしまうので省略するけど、ひとりのメンバーに偏ることも、干されることもなく、メンバー皆が魅力的。
もうこのMVは理想ですよ。12人が皆魅力的で、皆素敵。
このMVを見てからIZ*ONEのCDを注文。面白いメンバーがたくさんいるし、これからバラエティも追っていきたいなぁ。

もちろんこれがスタートなのでこれから2年半、どうなるかは分からないけれど、私はIZ*ONEをこれからも追っていこうと思います。
メンバーごとにあれが良いこれが良いってことも別記事で書けたら良いなぁ。